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さまよう魂たちのSPNminacoのレビュー・感想・評価

さまよう魂たち(1996年製作の映画)
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サバービアを騒がすポルターガイストのドタバタ喜劇とシリアルキラーや呪われたお屋敷がごちゃごちゃ込み入って、陰気なムードが強め。幽霊と組んでゴーストバスターするマイケルJフォックスも、コミカルというほどの陽気さはなく、過去を背負ってやさぐれた渋い味わい。でも、こんなマイケルもなかなか良いじゃないか。
たっぷり駆使したFSXとCGIが見所ではあるけど、要は愛妻を亡くしたマイケルも愚夫を亡くしたトリニ・アルヴァラードも殺人鬼も、みんな後悔して「やり直し」の物語。やっぱりコメディとホラーの塩梅が雑に振り幅大きくて混乱する。ピーター・ジャクソンはダークな悪趣味とエモさの両極端かな。
終盤はゴーストVSゴースト、タコ悪魔VSエクソシストになったりして、更にごちゃごちゃ。霊とか悪魔の概念も雑に混乱。マッチョ夫とか置き去りだし、愉快なゴースト友達と怪奇系FBI捜査官はもっと面白くなりそうなのに勿体ない。ソニックユースのエンディング曲がエモい。
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