ルルド

ザ・ムーンのルルドのレビュー・感想・評価

ザ・ムーン(2007年製作の映画)
3.8
地球から遥か38万キロ、
そこに降り立った者は未だ12人。

一直線の地平線が徐々に弧を描き、やがて美しい球体に変わっていく姿は、息が止まるほどに神々しい。

月面に立ち、地球に向かって親指を立てると、その指にすべてが隠れてしまいます。
そこで、地球に生まれた奇跡を体感したら、地球上で繰り広げられるあらゆる争い事などが、とても些細で愚かな事だと感じられるそうです。
そして私は、映画館で前に座った落ち着きのないオッサンの頭でスクリーンが隠れ、イライラしていた自分の心の狭さが嫌になりました。

ニール・アームストロングが人類の代表として月面に降り立つ瞬間は世界がひとつになれたのではないでしょうか?
世界中が心をひとつに出来る瞬間って、他にはちょっと想像出来ません。

その後、アメリカ代表として星条旗を月面に突き立てるのですが・・・

これこそは映画館で見るべき映画ですね。
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