1939年（！）公開。主演はマフィア映画で有名なジェームズ・ギャグニー、ヒール役にハンフリー・ボガードという豪華俳優陣の西部劇映画。
1939年、というと第2次世界大戦が始まった年。そんな年に出た映画ですから、ストーリーの古臭さは否めません。定番の勧善懲悪、そして西部劇にありがちな復讐劇。しかしその古臭さを堪能するのが本作の楽しみ方なのかと思います。最近の映画ではとかく色んな要素を盛り込みがちですから、このシンプルさは逆に新鮮に感じます。そして何よりハンフリー・ボガード！ヒール役ではありますが、黒衣のハンフリー・ボガードが何ともかっこいい！これだけで本作を見た甲斐があった気がします。まぁ、無理して見るような映画ではありませんが、こんな時代もあったのだと感じる映画です。そう、ヴィンテージ・ウイスキーのように。
