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ボーイズ’ン・ザ・フッドのこーたのレビュー・感想・評価

ボーイズ’ン・ザ・フッド(1991年製作の映画)
4.0
黒人は黒人に殺される。彼らのコミュニティ内部を描いた社会派作品。聡明で厳格な父親に男で一つで育てられたトレと、クスリの売人になるドウボーイ、スポーツ万能だが頭が弱いリッキー。彼らの唯一違う点は親。育て方一つで彼らの間には明確な境界線ができていた。それがストーリー終盤の展開に繋がる。クスリの横行に暴力・殺人・報復・刑務所の負の連鎖に街が、親が、子供が悲鳴をあげている事実。メディアは都合の良い真実しか取り上げない。幼少期の3人組と7年後の彼らが描かれるが、やはり幼少期のまま育ってしまうのは悲しい。
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