No.861[誰でも子供は作れるが、育てるのは大変だ] 60点
監督のジョン・シングルトンが51歳という若さで亡くなってしまったので、追悼の意味も込めて。7年後として登場するキューバ・グッディング・ジュニアが明らかに老け顔でびっくりするが…いや、フィッシュバーンの方が若く見えねっすか？正直2時間は長いんだけど、"暴力に暴力を返してどうする"という普遍的な物語を展開しつつ周りの世界は変えられない無力感もよく表現できていたんじゃないか。いやぁフィッシュバーンは役得だね、ホントに。理想的な父親じゃないか。物語も出来すぎてはいるんだが、基本的に暴力を暴力で返していたブラクスプロイテーション系映画からの脱却として素晴らしい一歩になっただろう。
