りょう

ミッドナイト・イン・パリのりょうのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
3.8
いつだって過去が美しく感じるのは、今現在に不満だから、っていうのは確かにその通りだな…と納得してしまった。すでにアラフォーの自分には10代の頃の時代がなんて素晴らしかったんだって思うし、ましてや今現在、特に今はこんな窮屈な事態になっているし、なんとなく緩くて寛容だったあの時代が生きやすかったなって。

まずあの知識人ぶった男ポールがめっちゃ腹立つ。そしてそれにホイホイ着いていくイネズ。どんだけ緩いことになってんの?笑
フランス嫌いのイネズの両親とも合わなくて、居心地悪すぎてかわいそすぎる。

夜の12時の鐘と同時にカボチャの馬車、じゃなくて車がやってきて、1920年代へタイムスリップ!ヘミングウェイだとかピカソとか、自分でも知っている文化人が目の前に!どんな気分なんだろう…音楽やっている人が小室哲哉や氷室京介、織田哲郎とかとあってる感じ?(古い)

過去を振り返れば美しく感じるけど、やっぱり今が一番だって思えるくらい素敵な時間にする方がいいし、未来の若者が、この時代に生まれたかったなって思われるような今にしたい。
なんか思ってた映画と全然違かったけど、そんな風に思わせてくれる不思議な素晴らしい映画でした。
りょう

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