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ミッドナイト・イン・パリのmemのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
4.4
最愛の時代の美しい狂騒。
ウディ・アレンの"好きな方"の世界観だった。どうしても女性はミューズではなくファム・ファタル的なのがウディ・アレンだけれども、そのバランスが好きだったな〜今作。

夜のパリと雨、レザネフォル、ベルエポック、人生と芸術、愛と嘘と嫉妬。幸せを求めてまだ見ぬ何かを探すヒトの性。完璧な時代になんてなってしまったらきっと無味無臭で摩擦もなくつまらないのだろう。
憎めない人間たちの隠しきれない欲望が可愛らしさを持って、愛の街に溶け合っていた。よい〜。ふらっと真夜中に観始めたい。
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