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ミッドナイト・イン・パリのツースケのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
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真夜中の鐘が鳴ると共に現れるクラシックカー、それに乗り込んで1920年代の芸術家たちに出会う。魅惑な街パリをよりミステリアスに、段々と視聴者をパリの雰囲気の中に引き込んでいく。こういう奇想天外な設定を歴史ある街の雰囲気と合わせて、妖艶さを生み出す設定は、森見登美彦の作品を思い出す。後、主人公が現実とふわっとした不思議な世界を行き来して、話が展開して行く流れが似ているなと感じた。また、この映画はパリの雰囲気に凄く拘りを感じた。クラシックな音楽に乗せて、歴史的建築物、ワイン、服装、芸術、庭、車、市場など、どれも素敵で見た人にはパリに行きたいと思わせるほどだ。僕のルームメイトにこの映画の予告を見せて、一緒に見ないかと誘ったら、パリの街はこんな綺麗じゃないし、フェイクだと突っぱねた。