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ミッドナイト・イン・パリのwatageのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
4.0
街並みがひたすらによかったです。
冒頭から一気に引き込まれた。


緑の瑞々しい昼間の風景が
だんだん日が暮れていくと
青みがかった夜の街に
街灯の黄色が映えてた。

タイムスリップものだけど
SFでもファンタジーっぽくもない
ゆるい演出。劇伴も雰囲気ぴったし。
現代も1920年代とを行き来して
舞台は何度も切り替わるが
今も昔もほとんど見分けがつかなくなってくる程パリには普遍的な魅力がある。

過去に憧れる脚本家がこの不思議なパリを彷徨う。オーウェンウィルソンはこの
間の抜けたキャラ似合ってた気がします。表情が面白い。
過去で登場する偉人達はキャラの濃いインテリで、会話劇が小粋で愉快。
そして、言葉通り理想と現実の狭間で揺れる、ほろ苦いロマンスも起こる。


ウディアレン作品はこれで二本目の観賞となりますが、恋愛観があっけらかんとしていたり、ダサい感じの話になっても何故かいつの間にか気付きを得ていたりしました。
作風が何となく掴めた気のする。

あと、女性陣みんな魅力的でして
自分は、レアセドゥを推したいです。
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