グルポル

ミッドナイト・イン・パリのグルポルのネタバレレビュー・内容・結末

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

まず女性人のキャストがあまりに豪華で使い方も贅沢過ぎ。あの美貌たちと戯れるほどギルは魅力的じゃないぞと終始疑問に思っていましたが、彼女たちの画が美しいのでもう何でも良しでした。

構成はコメディー系ですが内容は現代の夢を持つ人達にとって、かなりリアルなものでした。どの時代の人も過去の黄金時代に憧れ夢をもって生きています、その中でも今を生きていることを忘れずこの時代で魅力を見つけ貫いた人たちがへミングウェイやダリ、ピカソ、スタインなどの著名な方たちを産み、それにより黄金時代と称されたのだと思うとギルの選択に間違いはなく真実であり私も今を生き夢を追いたいと思いました。 過去に魅力を感じ、憧れるのは良き事でもあるけれど 、現代に魅力を見出せなければ何も産み出せないという事を心にとめておきたいと思いました。ですが、ピカソの愛人であったアドリアなの気持ちもわからなくはありません。彼女なりの幸せが過去の黄金時代にあったのでしょう、うまくいったかわわかりませんが現代に飽き飽きする気持ちも本当にわかります、近作品は掘り下げるととても複雑な内容ですね。

かといって過去に未練が無い!!とも言い切らず、過去の知恵も糧にし過去以上のものを産み出す人間になり、過去がうらやむほどのものを作り出したいものです。アーティーストが観るにはうってつけの作品かと思います。
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