青二歳

眠狂四郎 女地獄の青二歳のネタバレレビュー・内容・結末

眠狂四郎 女地獄(1968年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ10作目。
監督:田中徳三(2/2)
脚本:高岩肇(2/3)
撮影:森田富士郎(2/2)
音楽:渡辺岳夫(2/4)
【巻き込まれる騒動】佐伯藩のお家騒動。佐伯藩の御家老とその陰謀だろうが仕官仕事の口を求めて振り回される浪人たちが見どころ。

【覚え書】
伊藤雄之助登場回。すごい!例えば“五瓣の椿”みたいなエロ担当じゃありません。なのに眠狂四郎シリーズのエログロ感を増してくれちゃう。彼がいると酒場の場末感が増大するんですよねえ。さらに浪人…侍というか、剣士というか、そうした属性の者たちが持つ矜持と哀しみを体現する役所です。胸をつかまれました。
そしてご家老に小沢栄太郎…この人も今まで出てなかったのか…この濃い顔が並ぶとたまりませんね(˶‾᷄ ⁻̫ ‾᷅˵)
ご家老の小沢栄太郎と安部徹、浪人たち伊藤雄之助と田村高廣がそれぞれかなりいいキャラクターで、今作の狂四郎はあまり目立たず…なんか女とセックス(未遂)してばかり。まぁエロカッコいいからいいんですけどね(´,,•ω•,,)

【狂四郎の女たち】
また出たな水谷八重子…眠狂四郎ガールのエロティシズムとは路線違うってば…
市川雷蔵より伊藤雄之助と並ぶとシックリくる。でも今作では狂四郎に少し乾いたあしらいなんぞして粋な風情でしたね。
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