マーフィー怒りの鑑賞

ネバー・サレンダー 肉弾凶器のマーフィー怒りの鑑賞のレビュー・感想・評価

3.0
数年ぶりにテレ東録画を見たけど、いやーツマらない(笑)思ったよりもツマらなかった。今作の後に製作されたジョン・シナ主演作「12ラウンド」を見た時に、「ネバーサレンダーのほうが面白かったような?」などと思ったが、勘違いだった。

尺が短いせいかオープニングもカットされていない。冒頭のコマンドーを彷彿とさせる単独突入シーンはチープかつステレオタイプで笑ってしまうが、古き良きB級アクション映画へのオマージュを感じさせ悪くない。海兵隊本部での筋肉見せシーンも必須要素。除隊させられてから警備員として勤務するシーンが一番面白く印象に残る。ジョン・シナの警備員制服姿が格好良い。「12ラウンド」の警官制服姿もキマっていた。ってかあの腕の太さに合うYシャツってあるの?もしや特注か!?あの相方のフザけた奴をバディとして、警備員のジョン・シナがハイテク・ビル内や市街地で暴れまわる「ダイハード」風映画だったらもっと面白くなった気がするんだけど。今作で予算が足らなかった為「12ラウンド」で実現した感じがする。

カーチェイスシーンは迫力あるが、特別面白いわけでもなく。それ以降の沼地パートはイマイチ。不必要な会話が多い割にアクションが冴えない。
ヴァンダムの「ハードターゲット」を思い出す。ハード・ターゲットの沼地パートもあまり面白いと思わない。やっぱりああいう場所で戦うからにはランボーみたいに擬態して敵に忍び寄らないと。元海兵隊員という設定を活かし切れていない。小屋の爆破シーンは迫力あり。ミニチュアではなくセット使ったように見えた。あれで予算も結構吹っ飛んだだろうなぁ(笑)

ジョン・シナの肉体美とヒロインの美しさ、先輩警備員と黒人キャラのウザ面白さに免じてギリ3点台評価(笑)