らんらん

恋人のらんらんのレビュー・感想・評価

恋人(1951年製作の映画)
4.0
新東宝、モノクロ、ラブコメ
市川崑監督作品
出演者、池部良、久慈あさみ
千田是也、北林谷栄、村瀬幸子
森繁久彌、柳谷實、伊藤雄之助、横尾泥海男

【内容】
結婚式を前日に控えたヒロインが幼馴染の青年と一日デートをする、ってお話

ストーリー
「あの日」2人に何かあったのかしら?からの回想形式

久慈あさみと池部良は「せいちゃん」「きょうちゃん」と呼び合う仲
2人は久慈あさみの結婚前日にもかかわらず銀座デートに繰り出すのだが、、、

デート内容
喫茶店でスイーツ、映画鑑賞、スケート、ディナー、ナイトクラブでダンス、終電乗り遅れ

【感想】
軽いラブコメ風で楽しく見れるし、最後はちょっとしんみり、ないい映画だったと思う

ただフィルムの状態があまり良くない、ノイズが多くて台詞が聞き取りづらいところがマイナス
あとはなぜか一番始めの配給会社のロゴ映像がカットされていて見れなかった点も残念

・出演者メモ
メインは池部良と久慈あさみ、助演で千田是也、村瀬幸子
その他の出演者はほぼワンシーンで登場するくらいの脇役

久慈あさみ
名前は聞いたことあるし宝塚なのも知ってるし出演作も見てるけど、何に出てたとかは思い出せない、ってくらいの女優さん(なんとなくコメディエンヌ、気の強い役なイメージ)
ってことでそんなに期待してなかったけど凄く良かった!
明るくて茶目っ気があってツンデレ要素もあって、、、とにかくヒロインしてた

北林谷栄
おばあちゃんじゃない!普通のオバサン役
いつものスローな口調じゃなく、早口でまくしたてる姿もイメージになくて衝撃を受けた

村瀬幸子
かわいらしいママ役、この人もいつものイメージと違った、いつもは地味で不幸な役が多い印象

・その他
「とんでもハップン」
冒頭の池部良からまさかの言葉が出て来てびっくり
この言葉を聞くのは「自由学校」以来、それ以外では聞いたことなかったのでホントに使われてたんだなぁーって思った
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