ねぎおSTOPWAR

バンジージャンプするのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

バンジージャンプする(2001年製作の映画)
3.8
「JSA」が2000年で、その翌年2001年の製作。
同年の作品は「春の日は過ぎゆく」「子猫をお願い」「友へチング」そして「猟奇的な彼女」キム・ギドク「悪い男」とか。
韓国映画急成長の黎明期の作品の一つですよね。

しばらくは大学生のイ・ビョンホンの初恋で話が進みます。
彼が演じるのはごくごく”普通”の文学部生で一目惚れなんて信じないタイプでした。それがある雨の日に、ふいに傘の中に入ってきて「バス停まで送って」と言ってきたテヒ(イ・ウンジュ)に電撃的に恋しちゃうわけです。そしてテヒは・・・
テンポ良く進む展開に、「これがどうしたらバンジージャンプになるんだ??」とか思っていたら時間がボーンと過ぎてしまうんですよ!!
イ・ビョンホン演じるソ・イヌは高校の文学の先生になっていて妻子もいるわけです。

そこからが奇天烈でなかなかのストーリーですよ!!
著名な青龍映画祭などで脚本賞をいくつも取っています。(あとで知りました)

個人的には「強引過ぎねえか?」と思ってしまいますが、まあまあ韓国の”恨”ってやつは現代日本の感覚だと濃すぎてしまうもの。ゆえに当時「韓国ドラマは大映テレビみたい!」と、かつて大袈裟なドラマと認識の合ったそれと比較されたものです。

ということで!
そのあたりを緩めにして映画を考えると、とっても面白いわけです。
この当時でこの性別を越えるという純愛が語られるって凄いなと思いますし、「あぁバンジージャンプってそういうことかあ・・」と一気に永劫の時間を感じてしまう次第。

その冒頭とエンドで使われる映像なんですけど、これってステディでのヘリの空撮か、ラジコンでの撮影か・・時代的にドローンはちょっと早いし、画がドローンっぽくないんですよね。旋回や角度つけるあたり。


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