シグのすけ

青春の蹉跌のシグのすけのレビュー・感想・評価

青春の蹉跌(1974年製作の映画)
3.9
たまたま太宰治の特集で熱望してた芥川賞を石川達三にさらわれた話や、親友の檀一雄とのエピソードを視聴した後に、この映画を観て原作者と檀ふみに驚く。子供の頃、銀座の歩行者天国でプライベートっぽい檀ふみを見た事(この話は多分500回はしてる)を思い出し、女優としては大成しなかった印象を持ってたが、こんな演技をしてたんだ。ラストのスタンドからショーケンを向ける冷たい視線。凄い。

小学生でショーケンの大ファンだった私はもちろんこの映画の存在を知っていたが、それはショーケンというよりも桃井かおりが脱ぎまくるというエロ視線の関心の方が強く小学生には敷居が高く断念。また生意気にも桃井かおりの裸にはそれほど興味なく、エロ目当てならば【青い体験】系の上映に徒党を組んで繰り出し、ショーケン目当てなら再放送の【傷だらけの天使】というように合理的な棲み分けを行使してるうちに今頃今作を観ることになるとは俺の馬鹿。

ショーケンだもの文句は無いけど、見た目が修ちゃんのくせにアメフトに家庭教師に司法試験なんて最後まで馴染めなかったです。

えんやーとっと。えんやーとっと。松島あ〜の♪
シグのすけ

シグのすけ