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不良少女モニカのyukaのレビュー・感想・評価

不良少女モニカ(1952年製作の映画)
3.5
お久しぶりベルイマン。

『ドライブマイカー』と違ってばり音たてて出ていくハリー。

叔母さんがずっと良い人でお父さんも不憫で泣ける。

モニカが自分の母親に見える呪い。

子供を産んでおいて育児放棄し、子供さえいなければという女は本当にクソ。
親はお金や手をあげる問題はあれど基本的に優しく暖かな家庭を維持してるのに。

誰といるにせよ文句ばかりだと楽しいわけないのよ。その時の状態を一緒に楽しめる人といたい。嫌だ嫌だって毎日聞いてるとこっちまで嫌になる。その状態を変えてもらって当たり前ってなんで思えるんだろうな。甘えすぎ。若いうちはいいよ、たぶんね。30過ぎたら大人にならざるを得ないから。

ただまぁ何も考えずに育ってたら自分もモニカみたいになってた可能性があるので自分までかわいそうになってきた。

デキ婚っていまだに前もってできたら結婚するって決めてた場合以外にも結婚するべきなのかわからない。しょうがないから…って結婚して産まれるの嫌すぎる。

家出からずっとモニカに使われてたハリーとモニカの関係知らんけどオタサーの姫みたいなイメージ。

夏に水辺で逃避行っていうまさにティーン!っていうのを見た。一度してみたかったかもしれない。

子供がせめて幸せに育ちますように。責任とってくれるお父さんでよかった。
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