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土俵祭
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『土俵祭』に投稿された感想・評価

Hiro

Hiroの感想・評価

4.1
羅門光三郎さんの親方が兎に角、漢。
ライバル側の親方もなんとも素晴らしい。

本作品、是非ご機会あらば観て頂きたい。
真っ直ぐな生き様はいつ観ても爽やかで心が洗われる。
pier

pierの感想・評価

3.2
相撲を排除する動きがあった明治初期。
力士を目指し弟子入りした片岡千恵蔵は、富士ノ山という四股名をもらう。
勝ち負け第一の兄弟子と衝突するが、人格者の関取や親方の娘と出会い稽古に励む日々。
華奢な体格はある程度仕方ないとして、結果が見えているだけに最後の大綱との勝負は長く感じた。
黒澤明のイメージは皆無。
足をくじきすぎなおはなし。


相撲道に生き、後輩に優しい人格者の玉ヶ崎(羅門光三郎)は、良き師として主人公・富士ノ山(片岡千恵蔵)を導く。
一方、勝つだけで十分というスタンスを持ち、後輩を虐める大綱(山口勇)は、最悪の敵として富士ノ山の前に立ちはだかる。

今作は、この対照的な両者のもとで強く大きく成長する富士ノ山の物語であるのだが、本当にあの黒澤明が脚本を担当したのか疑問に思ってしまうほど、勝負の描き方がヘタクソだった。
つまり敵・大綱の描き方に、黒澤明らしからぬ欠陥が見えたのだ。


いや僕もそんなに彼の作品を観ているわけではないから、偉そうなことを言える質では全くない。
だが彼が、敵にも華を持たし、その上で主人公を魅力的に映すという技術を持っている事くらいは理解しているつもりだ。
つまり彼は、勝負の相手について「描かないなら描かない、描くなら描く」を徹底してい、決して中途半端に描くようなことはしないと、僕は思うのだ。

しかし今作では、勝利を好む敵・大綱の、勝利への執念や、勝利のための努力などが全く描かれていない。また、彼の道をちらつかせるだけで、向き合おうともせず、さらにその結末さえもを何処かへ放り出している。
そのため彼は、Wikipediaなどで紹介されているような「勝利至上主義者」ではなく、主義もへったくれもない只のクソ野郎として、さらには醜い小物として、僕の目には映った。

その残念な部分は伝染し、物語の根幹に関わる部分まで腐らせている。
敵の主義が軽んじられたことにより、その対である主人公サイドの主義も褪せてしまったのだ。つまり今作における"相撲道"が持つ、清く正しい精神は輝きを失っている。これでは、映画冒頭の文章を覆す気も全く感じられない。

だから、相撲の事を何も知らない僕が言うのもなんではあるが、この映画は相撲映画でもなければ、土俵映画でもない。つまるところ、富士ノ山とおきよ(市川春代)による、ただの恋愛映画である。
しかしこれもこれで薄い。
というのも、相撲をメインに描いている体を一応は成しているため、恋愛はちょっと隅に追いやられているのだ。これでは恋愛映画といっても凡作の域を出ない。ここでもまた中途半端である。


まぁここまで作品を散々貶めてはきて、ちょっと言い出しづらくはあるが、実は好きな所もある。
ただならぬ雰囲気を醸す富士ノ山やおきよの表情、小太鼓の調子に合わせて軽快に番付を駆け上がっていくシーン、またラストのカットなどはとても見応えのあるものだった。


しかし、映画の満足度はやはり低い。
もう一度言うが、本当にあの黒澤明が脚本を書いたのか疑問である。
もしも、上にあげた問題をかき消すほどの何かがあったのだとしたら、僕はそこに及ぶ事ができなかった。残念。

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