玉子とじ

ブルーベルベットの玉子とじのネタバレレビュー・内容・結末

ブルーベルベット(1986年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

謎と官能と暴力と血。
初手、虫表現あり。その後も腐った耳の切れ端がちょくちょく登場します。
久しぶりに濃い変態プレイを見たな…。ブルーベルベットは何?変態の中にも自分ルールみたいなものが確立されてる感じが、筋が通った変態って感じで良かった。デヴィッドリンチくんこういうのも撮るんだね…と思ったけど見終わったらなんか納得って感じでした。ロウソクつけたり燃える映したり。エロよりグロを作る時の方が気合い入ってるよね?
色や照明の使い方が上手くて綺麗。
殴られてる横で車の上に乗って踊る女性シュールすぎない?ヤバいガス吸ってママって呼んでくるのサイコだし、ドロシーの支離滅裂で不安定で、それ含めて何か放っておけない危うい魅力もすごい。
善良で明るい世界を望めば手が届くのに、何が起こるかも分からない暗闇に手を伸ばしてしまうのはどうしようもなく闇が魅力的だからでしょう。コマドリが虫を食べたのは、気持ち悪いものを善いものが食べてくれた、自体が終わったという感じですね。途中は色々凄かったけどラストはなんか、全然後味悪くなく終わった。子どもに会えてよかったね。
40年前の映画か〜
玉子とじ

玉子とじ