このレビューはネタバレを含みます
私は、覗いてはいけない暗闇を見た。
音楽が印象的、カメラワーク、音楽、映像、小道具、色、いろんなものを使って映画に引き込ませてくる。
意外にも回想とかを用いたり、主人公が説明してくれたりと難解度は下がっている気もするが、全くわからない謎多数。
立ったまま死んでるゴードン、
暗闇から出てくる彼女、
口紅つけてキスしてくるやつ
赤いカーテンがなびいてる
急に傷だらけの裸で出てきたドM女
ゴードンと味方刑事の関係→なるほどね、ゴードンは悪い奴だと思ってたけど、警察側で潜入捜査してたのか。んでバレて殺されると。あのオカマも同様
オカマ家にて急に消える
最初のシーンの水やり、途中の水やり
主人公の寝室の奇妙な口
人の闇については蓋をしたほうが幸せっていう感じなのかな、鳥の意味ってなんだっけか
→コマドリは害虫を食べてくれる愛の象徴。
暗黒ではなく、光が幸せをもたらしてくれるということか
追記 考察を見て、、
この映画のキーワードに「害虫」「たくさんの虫」というのがあると思う。
最初のシーンでは、キレイなバラや平和な地域のシーンが映し出される。
しかし、草むらをかき分けていくと、虫がうじゃうじゃといる。このシーンは目を背けたくなるのだが、これが、この街について表していると感じられる。耳にうじゃうじゃと虫が群がり、耳の穴の奥は暗闇。
ジェフリーが、歌手の家に入り込む時も「害虫駆除」のふりをする。これも、探偵ごっこのつもりで街の悪について調べている様子を表している。
そして、ジェフリーは歌手の変態性に感化され、自分のなかにも暗闇を持ってしまうことになる。
なるほど、他の人のレビューを参考にすると、身近な世界の中に注目してみると暗闇が存在していると、そういう映画だったんだな。
リンチの作品は何回みても分からない部分があり、何回みても面白い