ジニョク

プルガサリ 伝説の大怪獣のジニョクのレビュー・感想・評価

プルガサリ 伝説の大怪獣(1985年製作の映画)
3.9
人生初の怪獣映画は北朝鮮産‼️

当時、北朝鮮の最高指導者だった金日成(キム・イルソン)の長男、金正日(キム・ジョンイル)プロデュース。

監督は韓国から拉致されたと噂のシン・サンオク氏。

日本からも「ゴジラシリーズ」を手がけた東宝特撮チームが招かれ、特殊技術を担当。

面白かった!!!
怪獣映画のイメージってビルや家を踏みつぶし、火を吐きながら空に向かって”ガオーっ🔥”しかなかったんですが。

本作、どこからどう見ても怪獣なんて現れそうにない高麗王朝の時代。

搾取にあえぐ農村。
若者たちは暴動を起こし王朝軍と衝突の毎日。
そんな中、鍛冶屋のお父さんが反逆罪で牢屋に入れられてしまう。

獄中、お父さんが米粒をコネコネして作った小さな怪獣のお人形。
これがプルガサリ君。

なんとゆう発想。
そもそも怪獣ってどこからやって来るのか疑問だったんです。
宇宙からだなんて漠然とし過ぎるワ。
米粒賛成!🙋‍♀️

小さいプルガサリ君はもぉ〜〜可愛い!
鼻の穴全開でお目目はクリンクリン。
小さい頃も可愛いけど少し大きく成長して大人の背丈になった彼の姿は絶妙に可笑しくて、動くたびに吹き出しそう!

この子ね、ある物を食べてどんどん巨大化していくんです。
そしてついには農民と共に王朝軍に立ち向かう!

1985年にこんなに面白いものが北朝鮮で誕生していたとは!
ますます分からない国だ。

日本人スタッフが関わっていたことはクレジットされていないけど、ずいぶんと丁重に扱われていたみたい。
ただし盗聴器付きでね。

どうなんだろ、この異色怪獣映画。
私は面白かったけど怪獣ファンの方々にもウケるのかしら。笑
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