【1997年キネマ旬報外国映画ベストテン 第10位】
ウディ・アレンがミュージカルに挑戦した作品。アラン・アルダ、ドリュー・バリモア、ジュリア・ロバーツ、ナタリー・ポートマンなど豪華キャストが実際に歌っていることも話題になった。
うーん、あんまり上手くいっていないような気がする。ウディ・アレンは良くも悪くも安定しているが突き抜けたものがないイメージ。『ラジオ・デイズ』と『インテリア』は割と好きだけど。
ミュージカルに挑戦したいというウディ・アレンの試みは評価すべきだが、規模の小ささやキャストの歌、物語の起伏のなさといった点であまり上手くいっているとは言いがたい。まぁ物語にノれないのはいつもなんだけど。
しいていえばウディ・アレンがボソボソ歌っているのが面白かったかな…それくらいの印象。ミュージカルという点を除けば「いつものウディ・アレン」の範疇を超えるものではなかった。