正に夢見心地。
最近血なまぐさい映画ばかり観ていたから、キュートでロマンチックな世界観に、少女のように胸をときめかせた。
とにかくアレンの作品はミュージカルがよく似合う。
いつもの洗練されたスタイリッシュなセットと小気味好いユーモラスが、ミュージカルと合わさることにより非常に贅沢なエンターテイメントに仕上げていた。
また、長回しによって映される食卓での家族の会話も、それぞれの個性が発揮されていて良かったと思う。
ティーン時代のナタリーポートマンがあまりに可愛すぎた。
更に舞台はN.Y、ヴェニスと移り変わり、最後は闇が溶ける程に美しいセーヌ川の夜景で幕を閉じる。なんて豪華なんだ。
裕福でリベラルな家庭を主軸に描いてるだけなのに、とってもロマンチック。アレンの味付けは恐るべしですね。
(メインテーマのEveryone Says I Love Youを聞いて、相鉄ローゼンの曲を思い出したのは俺だけじゃないと信じたい)
