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栄光への挑戦のseapony3000のレビュー・感想・評価

栄光への挑戦(1966年製作の映画)
4.0
ボクサー辞めて裸一貫、香水の量り売りからはじまってビジネス業界のトップクラスまで登り詰めるオープニングのスピーディな演出だけでも最高。「男の世界」と似た盛り上げ方してる。業界の大物・三津田健の策略で弟分の民夫殺され汚名着せられる裕次郎だけど、挫折の暇なくグイグイアグレッシブに道を切り拓いていく裕次郎…相変わらずなオンリーヒーロー感でアレだけど、心ある刑事に桂樹がゲスト出演で、バディとまではいかないけどだいぶ見応えあり。運転手の武藤さんもナイスアシスト。裕次郎の役名はムネ五郎。社名もムネ興業。ムネビルにはムネボウル、サウナムネ、バームネ、ニュームネ、クライマックスはアイスパレスムネで殺し屋の垂水さんとドンパチ。アイスリンクの地下ダンジョンでの追いかけっこに響き渡る銃声、白い冷気たちのぼる氷上でタイマン、裕次郎ごと入りそうな巨大地球儀がある社長室の窓からみえる景色の演出、民夫の遺影に重なる裕次郎の顔、魅せるトシ舛田。
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