アン子

サイコのアン子のネタバレレビュー・内容・結末

サイコ(1960年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

【前半は眠くても後半から怖い】
悲鳴をあげてしまった
モノクロ映画で、暗いところと(闇、人の顔の影)、明るいところ(白色人種の肌や白い服)の差がはっきり出て、暗いところでの怖いシーンや不審がるシーンがより怖く見えた。

ずっと姿を見せなかった人は人形(死体)で、登場人物の誰かがその人物の二重人格をしている
というパターンを定型にしてくれたのはこの映画からに感じた。この定型を作ってくれてありがとう。

ノーマンが女装で登場するシーンは、
熊が威嚇するみたいに両手を高く上げて、「私が**よーーー!!」って叫ぶだけ。
女装の不気味さはなく、メイクもしていない状態でナチュラルにカツラを被っているだけ
現実で対面したら↑が1番理解できなくて怖いんだけど、
後続の恐く見せる演出に慣れきってしまっていると呆気なくも感じた

人を殺すシーンが、
包丁をロボットみたいに1方向に動かす→
別カメで首を見せて叫んで殺される
で、現実では絶対避けて殺されないけどこよカットの見せ方は面白くて好きだ。

女の人の幸せが、結婚すること(結婚後ではなく)だった時代の1960年の映画
アン子

アン子