Monisan

サイコのMonisanのネタバレレビュー・内容・結末

サイコ(1960年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

観た。

全く内容は知らなかった。
なので、前半のお金を盗んで逃げるマリオン(ジャネット・リー)という話は意外だった。

そして、映画の教科書に載っているだろう、名シーン。テーマ曲も有名。ただ、わりといきなり訪れて、思っていたよりあっさり過ぎていった印象。
叫ぶ前後くらいから、この映画自体は観た事無いのに、あの数カットがしっくり記憶のピースにハマっていく感じが面白かった。
でもマーライオンとか札幌の時計台というか、とても象徴的なシーンではあるんだけど、心はそれほど動かない。
当時はショッキングなシーンなのかもだけど、今はもっと露骨に残酷な殺害シーンは山ほどあるしな。お上品だった。

それよりその後の展開が面白かった。
探偵とノーマンのやり取りとかスリリングだし、階段オチはこっちの方がショッキング。サムはマリオンとの関係はだらしないが、頼りになる男。
妹、ライラが地下室で母親に遭遇するシーン、ここが最高潮だな。
公開当時、ネタバレ禁止が徹底されたとの事なので触れないが、キンキンキン♪っていうテーマ曲がここでも効いている。

医者の説明は、コナン君とか金田一の解説かのように調子よく喋る。
そして母親の独白からのニヤリ、引き上げられる車、で終わる。余韻が怖い。

ソール・バスのクレジットも格好良い。

アルフレッド・ヒッチコック、監督
Monisan

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