とんでもない映画No1級
そもそもアメリカとカナダが戦争するというコンセプト自体もアウトだろうし、なにより実在する(しかも結構ヤバめの)人をいじり倒しているのは見ていてヒヤヒヤする。これは本当に映像として残して良いものなのか。この辺は劇中の言葉遣いが最悪級に悪いことなんてどうでもよくなるぐらいの激ヤバ要素である。こんなに内容面で攻めてる映画はなかなか類を見ない。
こういった要素を抜きにしても内容としてもかなり楽しめる作品ではある。まず下品な言葉をきっかけに物語が動いていく展開は馬鹿馬鹿しいが振り切っているので見ていて気持ちいいし、なぜかミュージカル映画仕立てになっているのもなんだか皮肉が効いていて良い。終盤のBlame Canadaに関してはレミゼのワンデイモアみたいになっていて出来上がりとしても良い。
とにかくシニカルで全方位を嘲るような作品。面白い！！
