よく小説の帯や宣伝で、「凄いどんでん返し!」などと書いてあるものがある。どんでん返しモノに、これはどんでん返しですって教えてしまうと、どんでん返しと言うなら、きっとこれが答えじゃないんだとか、邪念が入ってしまう。
この映画は、どんでん返しだとか、まったく前知識なく観たのだけれども、独白がはじまった瞬間に、ユージュアルサスペクツを思い出させ、これって絶対どんでん返しモノだなと思った。早々にこれってどんでん返しモノでは?と思わせてしまっまことは残念。
結局のところ、どんでん返しモノって、どんでん返しの内容より、いかにどんでん返しと気づかさずに最後まで見せるかが勝負なんだからと思う。
あと映像がやけに古くさくみえる。いまより20年前の映画だか、30年前の羊たちの沈黙より古くみえる。まるで80年代モノみたい。
神の啓示をうけた親父とその子らのやりとりは面白い