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シティ・オブ・ゴーストのhokaのレビュー・感想・評価

シティ・オブ・ゴースト(2002年製作の映画)
3.0
カンボジアでは主にSiem Reapで過ごしたが、プノンペンにも立ち寄った。

AngkorやAK-47射撃場、キリングフィールド等興味は尽きない国だ。

しかしAngkor以外はクメール・ルージュの負の遺産というのも事実だ。

プノンペンで市場を散策していた時、一人の利発そうな少女が話しかけてきた。
日本人だと知れると彼女の知り合いの女性が日本人に連れられ日本に行ったという。

その日本人の写真を見せられたが、還暦は過ぎてそうな人物だった。
彼がなんの目的で少女を日本に連れ帰ったかは知る由もないが、無事であることを祈る。

その利発そうな少女はそれをさも羨ましげに話していたが、盲目にそう思ってしまう程、自分の未来に期待が持てなかったのかもしれない。

そんな訳で序盤に出てくるLaughing Lotusの様なBrothelには行かなかった。

興味がなかったわけでは無く、高潔なモラルも持ち合わせてはいなかったが、単純に意気地がなかっただけだったと思う。

監督脚本も務め、力の入った演技を見せたM.ディロンと助演のJ.カーンにS.スカルスガルド。
全編ノワールに徹していて、カンボジアの熱気や空気感も感じられる。

私もソクの様な人には世話になったが、ソフィーの様なブロンド美人は見かけなかったし寄っても来なかった。
そういやこの女優さん、此間観た映画でも絵を描いてたなぁ。
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