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忍者戦隊カクレンジャーのmitakosamaのレビュー・感想・評価

忍者戦隊カクレンジャー(1994年製作の映画)
3.6
東映まんがまつりの1本。おもしれー!

80年代デンジマン辺りから敵怪人のグロテスクなクリーチャーな路線が続いていたが、90年代辺りから段々と敵に愛嬌あるキャラクターに路線変更が見られていた。
恐らくダイレンジャーから大きくエンタメに舵を取り始め、今作カクレンジャーから明確になったのでは無いかと思う。

やはり今作が戦隊モノてして打ち出した新基軸は、その後の大きな転機になったのだと思う。

戦隊初の和物モチーフである“忍者”。
敵は妖怪軍団だが、とにかくデザインが凄い。妖怪をこんな大胆なデザインアレンジが出来るのかって感心するわ。

今作当時の妖怪は一つ目小僧の兄弟と大入道だ。特に一つ目弟が良い。妖怪なのにファッションがレゲエっぽい(笑)でもこのセンスオブワンダーに感心する。しかもボディはTシャツだから予算もかかってない筈だが、奇抜なデザインで見劣りしない。

大入道が街の建物などを縮小しミニチュア化。東京タワーも奪われてしまう。
ある小学生姉弟の家を狙い妖怪が攻めてくる。海外赴任の父の土産が御守りとなりガードしていたが、遂に破られる。一つ目の化け物が家に侵入してくるのは、子供は結構ビビるかもね。

しかしカクレンジャーの活躍でこれを退治。ロボの変身バンクも楽しい。アクションの旅に「dooon!」「BacoooN!」とアルファベットの効果音が出るのもアメコミぽくってナイスだ。

しかし、何故に普通な市民の家に大入道がこだわったのかはイマイチわからんかった(笑)
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