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忍者戦隊カクレンジャーのkanacoのレビュー・感想・評価

忍者戦隊カクレンジャー(1994年製作の映画)
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スーパー戦隊シリーズの1つ。忍者×アメコミポップ!人に隠れて悪を切る!忍者戦隊カクレンジャー!有名忍者の末裔が日本妖怪をモチーフにした怪人たちと戦う和テイスト。そこにアメリカンな要素が乗ってコミカル。劇場版なるも30分いつも通りの安定スタイル。総じてテンポがよい明るいヒーローもの😆(140文字)

****以下ネタバレあり&乱雑文****

◆あらすじ◆
新居で暮らしている幼い姉の由美子と弟の茂。両親が仕事で出かけているため2人きりで留守番をしていた。しかしそこに突然、怪しい謎の二人組男性が現れる。「家に怪しい人形があるから捨てろ」というその男たちから逃げ、家の中に避難する2人。しかし家の中でたくさんの怪奇現象が発生!猫型のキッチンカーのネコマルで移動している際に偶然に近くを通りかかり、由美子の悲鳴を聞いた忍者戦隊カクレンジャーは、2人を助けるために家に飛び込むが…。

❶忍者×アメコミポップ!人に隠れて悪を切る!忍者戦隊カクレンジャー!

久しぶりに私の思い出戦隊ヒーローもの鑑賞!前回鑑賞した『五星戦隊ダイレンジャー』に続いて『忍者戦隊カクレンジャー』を鑑賞。私の思い出のあともう一つは『恐竜戦隊ジュウレンジャー』なのだけれど、こちらは映画がないので…。『超力戦隊オーレンジャー』は弟が見ていたので半端に見ていました🤔

「人に隠れて悪を切る!忍者戦隊カクレンジャー!見参!!!成敗!!!!」

本作はスーパー戦隊シリーズの1つ。モチーフは忍者!!猿飛佐助、霧隠才蔵などの忍者の若き末裔5人が忍術を駆使し、日本妖怪をモチーフにした怪人たちと闘うという和テイスト。講釈師の語り部が挟まれるのも特徴で、敵のモチーフとなった妖怪についても教えてくれます。

その一方でメンバーの1人にアメリカ出身のケイン・コスギがいたり、妖怪怪人たちの服装がカジュアルナなストーリート系だったり、移動手段かつ基地であるキッチンカーのネコマルがクレープ屋さんだったり、アメコミのようなPOPな英字吹き出し(BON!、Oh!、SHU SHU!などなど)が散りばめられて演出されており、アメリカンな要素も複合されているのが楽しいコミカルなシリーズです。

私の押しは幼女時代から変わらずニンジャホワイトこと鶴姫ちゃん!当時はあまり気にしていなかったのですが、1994年に放送された子供向けなるも、珍しいことにこの鶴姫が女性ながらリーダーなのですね🤔しかも最年少15歳という設定らしい。レッドのサスケはサブリーダーで最年長という位置づけとのこと。一番忍術が精巧かつ幅が広い最年少の紅一点、姫頭領のピシっとした指示で年上の他の男メンバーが時にキビキビ、時にコミカルに動きつつ、鶴姫を大切にしている構成も戦隊モノでは新鮮かも。

❷劇場版とはいえ、いつも通りの安全・安定のスタイル

劇場版とは言え、本作はお子さまに合わせて30分(他の子供向けと抱き合わせなのかな?)。幼い姉弟の家に“カジュアルファッションをした賑やかな一つ目小僧兄弟とその黒幕が襲い掛かります。呪物とかポルターガイストとか手作り感満載な妖怪たちなど、コメディホラーテイストで攻めたてる怪人たち。

一方、カクレンジャーは明るい近所の兄ちゃん、姉ちゃん感が強いです。ニンジャブラック・ジライヤことケイン・コスギの日本語がたどたどしく、セリフに英語が混ざるのもアクセントになって面白い。

劇場版だからかもですが、忍術が便利で正直チート的に何でもあり!案外、頻繁に忍術しています。キャラクターデザイン、会話パート、アクションパート、爆発など総じてテンポよく進捗。演出が明るい中、戦闘にかかるBGMが通常版のEDである『ニンジャ!! 摩天楼キッズ』なので妙にムーディで場面とのアンバランス感に笑えます。流れも通常版と同じで、一般人襲われる→カクレンジャー介入→ヒーロー変身でバトル→協力攻撃→ヒーロー側が優勢→敵が巨大化→各自の持ちロボット召喚→ロボット合体→勝利!

カクレンジャーは乗り物やロボットもなんだかトボけたデザインで可愛い。基地も兼ねている移動キッチンカーのネコマルはクレープ屋さん仕様。意思があるので話しかけると「ニャー」と鳴く。ロボットは昔のロボだからなのか、なんだか顔デザが古臭くて可愛い。忍者なのに、ロボット合体すると将軍になるのもなんか笑う。

そういえばこういう感じだった!当時振りにカクレンジャーをみたら、全体的にかなりポップで明るい調子の戦隊ヒーローで良きでした😆✨

🎵🐝「戦隊モノのOPとEDめっちゃ好き!ダイレンジャーのOP『恐竜戦隊ジュウレンジャー』ED『冒険してラッパピーヤ!』、ダイレンジャーのOP『五星戦隊ダイレンジャー』EDの『俺たち無敵さ!! ダイレンジャー』も最高of最高ですが、カクレンジャーの「夕暮れ やっとあのこといいカンジ そのとき シュワっと風が切れ ぶっとぶ ふたりのあいだすりぬけて ブラックホールに消えたヤツがいる あ・れ・は なんなんじゃ なんじゃ なんじゃ にんにんじゃ にんじゃ (にんじゃ)🎶」という『シークレット カクレンジャー』は最高だし(今歌詞みるととんでもなく迷惑な忍者だな…)と、「ドロドロドロロン シュリシュリシュリケン(DANCE DANCE)ドロドロドロロン ビシビシマキビシ(DANCE DANCE)ニンジャ!摩天楼キッズ🎶」という『ニンジャ!! 摩天楼キッズ』も最高なのです(最高しか言ってない)😆✨」

※お子さま向けのショートなのでノースコアです。
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