もとまち

クトゥルー・モンスター/キンドレッドのもとまちのレビュー・感想・評価

3.8
80年代に量産されたこの手のB級クリーチャーホラーの中でも、かなりの良作に分類されるであろう作品。粘液をダラダラ垂らしながら襲いかかってくるグチャドロ触手生物の見事な造形もさることながら、丁寧なストーリー展開と意表を突く演出がきっちり用意されていて、娯楽映画としてちゃんと面白い。見せ場以外がおざなりにされやすいB級映画の中では、わりと稀有な一作だと思う。マッドサイエンティストの描き方とかラストのハッピーエンドっぷりとかを見る限り、全体的に50年代のSci-Fiホラーにオマージュを捧げてるんじゃないかと予想。そういう意味でもB級愛に溢れてるイイ映画です。アマンダ・ペイズが半魚人化してエラ呼吸で死ぬアレ、俺の「こんな死に方は嫌だ」ランキング18位くらいにランクインしました。あとDVDなのに画質がVHS以下ってのはどういうこったい!
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