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クトゥルー・モンスター/キンドレッドのnyakoのレビュー・感想・評価

4.0
これは思いがけずとっても良かった!
世紀の研究によって生み出されたモンスター映画。
最後までスリリングでいいぞ、いいぞ。

ドラマチックなスコアと派手な火災シーンの序盤から何か起こりそうな予感。
ホーリンス博士の長らく昏睡していた母が目を覚ました。研究者だった母はホーリンスに自分の研究日誌を燃やしてほしいと懇願する。
そしてホーリンスはアンソニーという弟がいるという衝撃の事実を知る。
ホーリンスと研究チームの助手たちは謎を探るため母の家へと向かうのだが…。

モンスターとのファーストミーティングはチンアナゴみたいな触手。
皮膚の中(特に鼻梁のとこ)を触手が這ってく様子がかなり気持ち悪い。
そこからさらにどんどんレベルアップして、たこ触手うねうね、体液ばしゃばしゃ、ねちゃねちゃの世界へと。
モンスターの造形がクトゥルフ神話に影響されてるってことで楽しみにしてた。
異形変貌シーンあり。

ホーリンス博士と彼女さん中心のストーリーだと思っていたら、頼もしい助手たちとチーム戦になっていったのもよかった。助手たちのキャラも変わり者がいたりしてマル。
重鎮ロッド・スタイガーもねちょねちょまみれで体を張った演技も披露。ばしゃー!って頭からねちょねちょかぶってる姿に思わず笑ってしまった。

モンスターが大好きな子守唄があったりして、それをかけると沈静化したりする一面も。
悲哀こそ感じとれなかったけど、自ら生まれたくて生まれたわけじゃないのでね。
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