健一

アバターの健一のレビュー・感想・評価

アバター(2009年製作の映画)
4.5
蒼き「ダンス・ウィズ・ウルブズ」。
青き「アラビアのロレンス」。
煽き「ラストサムライ」。

    パンドラ。


全世界興行収入歴代1位の27億ドル💰。
2009年に打ち立てた記録だが、一度 10年後の2019年に「アベンジャーズ エンドゲーム」に首位の座を奪われたが 2021年に中国でリバイバル公開され大ヒット。
興行収入が上乗せされ 再び1位の座に輝いている。
恐るべし中華人民共和国🇨🇳 14億人。😅

映画史においてあらゆる革命を起こしてきた作品。
・本格的な3D撮影カメラを制作し3D上映による興行のスタートを切ったのは本作から。
・世界興行収入が20億ドルを突破した初めての映画。💰

その映像革命に誰もが息を呑んだ。
クリアなビジュアル。
奥行きを感じる神秘的な3D映像。
まさに『映画史』を塗り替えた作品。

ストーリーは至ってシンプル。
もうホント!『蒼いダンス・ウィズ・ウルブズ』そのもの。😅
凝ったストーリーにして観客に脳みそ🧠を使わせるよりも内容はシンプルにして ひたすらに映像美に酔って欲しかったのだろう。

脊髄を負傷し半身不随となってしまった帰還兵ジェイク。
アバタープロジェクトに参加していた双子の兄が不慮の事故で急死してしまったため 同じDNAを持つ弟ジェイクが抜擢される。
惑星パンドラへ向かい自身のアバターを用いてナヴィ族との交流を試みる。
そしてここからは まんま「ダンス・ウィズ・ウルブズ」。😅

ファンとしてはキャメロン監督とシガニー・ウィーバーの再タッグがなんとも嬉しい限り。
当時ほぼ無名のサム・ワーシントンも車椅子の元兵士でアバターの虜になる青年を観客から好感を得られるように凛々しく演じていて本作の成功に大きく貢献している。

地球温暖化や自然破壊など人類が行ってきた行為に深く警告を促しているメッセージ。
破壊し尽くしても まだ別の惑星へ出掛けていき その惑星の自然をも破壊しようとする人間の愚かさ。
誰かが『目覚めさせないと』人類は繰り返し罪を犯す。
本作はその『誰か』となり私達に自然を愛すること、共存することの大切さを映像美と同時に感じさせてくれる。
ストーリーはシンプルとは言えキャメロン監督の深いメッセージが心を打つ!

近々公開される待望の続編「ウェイ・オブ・ウォーター」では その名の通り『海』が舞台。
本作から5年後のパンドラ。
今度はどんな世界観で我々を驚かせてくれるのか・・・


劇場公開時 2009年 12月。
TOHOシネマズ日劇screen 1 3D上映、
💺948席
客入り 満席👏👏👏

もう何度も言ってますが。
本作を日劇(旧 日本劇場)で鑑賞出来たことを今でも誇りに思う。
健一

健一