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Talking Head トーキング・ヘッドのnagarebosiのレビュー・感想・評価

3.5
ひじょーに興味深い舞台を観た、そんな印象です。
押井監督が思う映画論を映画内映画として、しかもミステリーというジャンルで作った本作は、明らかに観る人を選ぶ作品。
映画というより、小難しい内容ばかりやる小劇団の舞台を観賞している気分です。スタッフ達が語る映画論は半分程は理解出来ますが、回りくどい台詞の為、スッと頭に入ることはなかったです。ただ、主人公の考えと編集の考えは「なるほどなあ」と納得。
漫画「とどのつまり」のように展開するかと思いきや、案外きちんと真犯人を出したのでスッキリしました。
美術補佐で行定監督が参加してたのも意外でした。
大抵の方は退屈されるタイプの作品だと思うし、私個人も多少退屈しましたが、それでも好みの作品です。