ヤスマサ

トゥームストーンのヤスマサのレビュー・感想・評価

トゥームストーン(1993年製作の映画)
3.0
史実としても有名な銃撃戦であるOK牧場の決闘とその後日譚を描いた西部劇。
アープ兄弟と無法者集団「カウボーイズ」のガンファイト・アクション。

保安官を引退したワイアット・アープとその仲間の物語だ。
平穏な暮らしを求めたアープ兄弟が揃った街トゥームストーンは、赤い帯をつけた無法者集団カーボーイズに支配されていたが、
法と秩序が必要だとワイアットの兄と弟、そして朋友で流れ者の賭博師にして早打ちの名人ドク・ホリデイ(バル・キルマー)が街のために立ち上がる。
そしてカーボーイズが目の敵にするワイアットを含めてOK牧場の決闘に至るのだが、そこまでは勧善懲悪物の感があるものの、カーボーイズの残党が報復に出ると、復讐劇の感が強くなる。
ドクは「これは復讐なんかじゃない、懲罰だ」と言っているが、むしろ報復の応酬だ。
終盤の、大地を駆ってカーボーイズを殲滅すべく追う姿は圧巻。
かなり英雄譚に寄った作品。
やや薄情で独りよがりな感があるワイアットより、友情に厚く太く短い人生を送るドクに魅力を感じてしまう…、ドクは否定するだろうけど。
ヤスマサ

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