「ファニーゲーム」のミヒャエル・ハネケ監督脚本作品
いきなり鶏の首を切るシーンを出してビックリさせたり監督の性格の悪さはこの映画でも健在
この「首を切る」という行動が後半に起こる事件の伏線になってるのは素直にうまいと思う
ミステリーというより人生に鬱憤を抱える人の日常を映している感じ
「犯人が誰か」より「追い込まれていく主人公」を描いたのだろう
だから犯人を探そうとかトリックを見破ろうという気持ちで映画を見ると完全に肩透かしをくらう
なにしろ最後まで犯人は明確にしめされない
「映像」と「話してる人」があってない場面からスタート
いきなり映像が早送りになって、ビデオ映像を見ながら2人が会話してるのだと気づく
この場面でハッとしてしまった
さすがフランス映画だけあって話が単調
これだけつまらない話を引っ張ってどんでん返しが来るかと思いきやオチもあってないようなもん
ラストカットで「オチ」らしきものを映すけど、だからなんやねん!としか言いようがない