このレビューはネタバレを含みます
ホラー映画は日本人と欧米人の感性の違いが出てるって。
日本人は「見えないもの」を怖がり、
欧米人は「見えるもの」を怖がるって。
ずっとそう言われてきたけど。
やっぱり欧米人だって目に見えない恐怖、あんじゃん!!
と思ったけど、よく考えたら、
ツイン・ピークスだって、
ブレア・ウィッチ・プロジェクトだってそうだよな。
そもそもウィジャっていう文化があるんだから、
見えない呪いは欧米にだってずっとあるのだ。
たぶん、
そういうのを撮ってこなかっただけだな。
ってか、
そういう意味では多分に日本的な作りのホラーだけど、
むしろ日本のよりももっと怖い。
手を変え品を変え、
少しずつ迫ってきてる感じも怖くて良い。
何か起こった時以上に、
何も起こってない時間が怖いのって優秀よね。
小麦粉を撒いたとこに何かが通った痕跡あるのとか、
マジ怖ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
ってなってあのシーンいちばん好き。
終盤に進むにつれ、
次第に定型的なUSAのホラーになってしまったのだけは残念だけど(悪魔憑きとか)、
途中まではホントにこれぞホラー!
って感じで良かった。
アイディア勝負のものって、
最初にやった人がやっぱ勝ちよね。