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暗殺の森のMのレビュー・感想・評価

暗殺の森(1970年製作の映画)
5.0
絵に書いたような平均的なベッドタウンで高校時代を過ごした。三島由紀夫ばかり読んでいる痛くて暗い子だったので当然クラスに馴染めないんだけど、他人と違う事を恐れ、また抗うほどの信念も持ち合わせず、流されるままに髪を染め、ピアスをあけ、サッカー部の男の子とデートをし、マジョリティ側になろうと必死だった。(三島に影響を受けすぎたのかも。)
この映画を観ると「平均化による周囲からの同調圧力」「他人と違うことへの病的な恐怖心」をありありと思い出す。
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