Kagochan

暗殺の森のKagochanのレビュー・感想・評価

暗殺の森(1970年製作の映画)
3.6
とても芸術的な映像美。
そしてファシズムにのめり込んでしまった男の人生。

幼少期のトラウマから、どうにか「ふつう」になりたいと追い求め、奥さんと婚約をし、ファシストになる。

アンナとジュリアが踊る姿はとても美しい。

結局はトラウマの元になった男は死んでおらず、自分が追い求めていたファシストがなんだったのかわからなくなる。
最後は「洞穴の囚人」の構図で炎の奥を見据えるカットで終わる。
流れの美しい作品。
Kagochan

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