Maiko

暗殺の森のMaikoのレビュー・感想・評価

暗殺の森(1970年製作の映画)
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ファシストになりたかったというより、マジョリティ側に居たい男の虚しい人生。本人は必死なのだろうから虚しいと言ってはいけないかもしれないけれど、“自分の意思”って何なんだろう?と考えてしまう。
洞窟の話が出てくる時のショットがどれも凝っていて凄い。
ダンスホールの表面的な平和の奥に隠れる醜悪さにヒリヒリする。主人公がぐるぐると囲まれていく圧迫感。『マンマミーア!』に似たような画があったのを思い出しました。
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