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霧の波止場のefnのレビュー・感想・評価

霧の波止場(1938年製作の映画)
4.0
 霧にはじまり硝煙で終わる詩的リアリズム。案内人は車で引きかけた犬で運命の女はトレンチ型のレインコート姿。フランスが舞台のはずなのに、画面は常に湿気ていてジメッとしている。淡い感じがたまらない。
 マルセルカルネというと天井桟敷なんだろうけど、ああいったドラマとは別に詩的な人なのだと思う。もうこの時点でルネクレールに匹敵している。
 
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