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プリンセス・カイウラニのaaaakikoのレビュー・感想・評価

プリンセス・カイウラニ(2010年製作の映画)
3.3
ハワイ王朝の歴史や文化が学べると思ったんですけど、そういうのはある程度事前に頭に入れておいた方が良いかも。
それにしたってフワッとした映画だったなー。

母はカラカウア王の妹、父親はスコットランド人で、少女の頃から国民的人気も高かったという王女カイウラニ(ということらしいけど、特にそんな描写もなく…)。
クーデターが起きてイギリスへ行くも、寄宿学校では「野蛮な先住民」みたいに言われる。そういうことあっただろうな…滞在先の家のアリスという子が良い子だったのは救いでした。

ここでの学びが、彼女を成長させたんだろう、という想像はつく。イギリスで、厳格な女性教育を受け、のちに渡米しクーデター下のハワイの現状を訴えたり、アメリカ大統領とも会談するなど、欧米列強とわたりあえた強く賢い人間性がここで育まれたのでしょう。
…というのはあくまで憶測であり、彼女が実際どんなことを学んだのか知りたかったのですが、映画の中では海岸を走り回ったり男と恋愛してるだけだし、何が彼女を強くしたのか全然わからなかった。
後半、王女は突然立派になり、イギリス系アメリカ移民とやり合ったりしていた。


カイウラニ王女は日本の皇室ともご縁談の話があった…とのことですが、それはまあご本人には預かり知らぬところでの話ですんで映画にはもちろん出てきませんでした。
こんなところで失礼ですが、上皇さま卒寿おめでとうございます。
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