このレビューはネタバレを含みます
主人公のハリーは誰もが認める盗聴のプロであり、様々なアイデアによってどんな会話も盗聴する。
彼は日常生活においても必要以上に盗み聞きをしたり、人を観察したりする。頭の中にいろんな発想があるので、誰よりも警戒をしてしまうのだろう。
彼は、過去の依頼に関する後悔もありある依頼に首を突っ込んでしまうのだが、終盤は予想外の展開を迎えることになる。そしてラストシーンには彼のすべてが詰まっており、とても印象に残っている。
この作品は、盗聴という珍しいテーマを扱っているが、その盗聴という仕事がうまく利用されており、見ごたえのある心理サスペンスになっている。