タケミ

カンバセーション…盗聴…のタケミのレビュー・感想・評価

カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)
3.6
仕事に一途な偏屈おじさんのトラウマ。
巻き込まれた事件に子供のようにおびえる姿が母性本能をくすぐる(レビュアーもおじさんだが)。

ハックマンが音を編集して正解を見つける様子は、音響編集でクレジットされるウォルター・マーチの仕事そのもの。
マーチの魔法のような編集センスが全編にみなぎる。

のちにトニースコットとウィルスミスのアクション映画でも引用されるハックマンのキャラクター。『カンバセーション』では42歳の設定のわりに老け目だったけど、ずっとあのまま元気なんだろうなという登場に仕方だった。
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