ねるねる

カンバセーション…盗聴…のねるねるのレビュー・感想・評価

カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)
3.5
音がとても印象的だった。雑踏と会話のノイズ、サックスの音色とジャズ、何度も流される盗聴テープの会話、電話のベル、不安をかき立てるピアノの旋律。

ジーン・ハックマンが疑心から妄想に囚われていく男を静かな演技力で見せてくれる。現実と妄想の境界が曖昧なのは観ているこっちも同じ。盗聴器はなかったのか、それとも最後に残ったあの中か。そもそもどこからが妄想だったのか。心理サスペンスの秀作。
(駆け出しのハリソン・フォードは30才くらいか。)
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