幸田文の『流れる』を読んで、映画化されたものも見てみたくなって、配信レンタルで見る。
原作を読んでいると、主人公がもっと逞しくて、もっとポジティブで面白いんだけど、映画では割とあっさりと描かれてい…
昭和女優アベンジャーズみたいな超豪華キャストで有難い。全員魂でぶつかり合っててクラクラする。ただしセリフが聞き取れなくてストレス
そしてなんかそんな気がしてたが最後やさぐれた杉村春子が全て持ってい…
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時と大川は流れる。成瀬巳喜男の演出が冴えに冴え渡る傑作。女優陣の競演、芸のぶつかり合いが凄まじいばかりで何度見ても震える。山田五十鈴高峰秀子杉村春子岡田茉莉子中北千枝子栗島すみ子そして田中絹代。山田…
>>続きを読む成瀬巳喜男作品の中にあっても、別段ドラマティックな展開があるわけでもなくかなり地味な方なんだが、何?この尋常じゃないジワリ具合。
何に、こうもジワるのか言葉にできないんだな、優れた映画になるほど。
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男に弄ばれ、世間に翻弄され、まるで川の流れの様に、逆らえずに衰退していく老舗の花街の芸者置屋を、当時の市井の風情を入れながら、家政婦が来て去る(おそらく)までの短い真夏の期間だけ描いた、珠玉の作品で…
>>続きを読む西川美和監督が成瀬巳喜男作品の中で特に好きだとインタビューでおっしゃっていたので見ました。
(https://kunel-salon.com/live/153279/)
「コロッケはいいねえ、安く…
このレビューはネタバレを含みます
<花街に生きる女たちの哀歓>
東京の花街にある芸者置屋つたの屋は、格式は高いが台所事情は苦しかった。芸は一流だが算盤がうまくはじけない女将、芸者の家に育ちながら芸者を嫌い生真面目に生きようとする娘…