空海花

トータル・リコールの空海花のレビュー・感想・評価

トータル・リコール(1990年製作の映画)
4.0
間もなく配信終了につられて久しぶりに鑑賞♪
記憶あやふやだったけれど
観たらあれもこれも覚えてる!


フィリップ・K・ディックの短編「追憶売ります」に着想を受けて作られた
ポール・ヴァーホーヴェンのSF超大作。
脚本は他にダン・オバノン、ゲイリー・ゴールドマン。
音楽はジェリー・ゴールドスミス。
主演アーノルド・シュワルツェネッガー。

平凡な建築家のダグは毎晩行ったこともない火星の悪夢に悩まされていた。
思い詰めた彼は、人工的に旅行の模造記憶を植え付けるリコール社で記憶を移植しようとする。
しかもヒーロー設定をセレクト。
設定にはエイリアンもある。
しかし彼には既に火星に行った記憶があって…

火星は真っ赤な世界で表現。
月?はでこぼこ。
ミュータントの姿はクリーチャーチックでもあったり。
ヴァーホーヴェンの織り成す独創的なSF描写が強烈な印象を残す。
アクションも、ナンセンスグロ(褒めてます)でナイスバイオレンス!

ゲリラの要求はどこも一緒だけれど
火星だと「金と自由と空気」

夢か現実か、信じるべき記憶とは?
境目を見失いそうになるが
台詞で結構説明してくれる親切設計。

やっぱり、、
①に目ん玉~
②におばちゃん頭ぱっかーん、
③に3つのおっぱいお姉さん
のトリニティ(笑)
からの更に目ん玉~(爆笑)
これに尽きる。ちょっとトラウマ級。
だがここに手作り感のあたたかみを感じてしまうのは歳を取ったからだろうか。

そして軸にある火星のSF設定の面白さと
力業で演じきるシュワちゃんの演技とキレのあるアクション!
シャロン・ストーンが脇役ながらやはり美しくエロい。
ヴァーホーヴェン印のB級さとユーモア、エンタメが上手く融合した作品。

“どこへ行ってもあなたは同じ”


2021レビュー#197
2021鑑賞No.435
空海花

空海花