抜け出せない貴族の巣はクローゼットの防虫剤の匂いみたいに一生取れない。
荘厳で叙情的な美しき画面作りは真っ赤に劣化したフィルムからでさえ伺える。ただ奥行きまで潰れてしまってたのは本当に残念。事前告知…
お屋敷、コスチュームプレイ(使用人の衣装の着古し感も)とかっちり美術、自然主義の庭、メロドラマと貴族の不毛な苦悩、『狭き門』的乙女の清廉、好物♡ 荒れた邸内を真正面から進むシーケンスの格調ある喧騒感…
>>続きを読むまぁ一言で言えば「貴族はつらいよ」みたいな…ね…。いい歳こいたおっさんが、社交界にうつつを抜かしてる魔乳の嫁さん捨てて、ふた回りくらい歳離れてそうな超絶美少女に心奪われるお話。基本金持ちとイケメソの…
>>続きを読むいかにも文芸映画らしい気だるく甘美な湿っぽさ。光、音、美術、衣装、自然、動物、幼女などを総動員して牧歌的で懐古的なイメージを強固に構築。撮影が『鏡』のゲオルギー・レルベルグということもあるせいか、旧…
>>続きを読む冒頭の老人の指揮棒を振るフリ、ソ連映画、そして貴族。
ここから確実にわけわからん芸術的展開がされると予測されたが、相反してゴリゴリのメロドラマだったのには多少肩透かしを食らった。
とにかくヒロイン…
星降る夜に押し入れ探検隊⑳
ルノワールの「ピクニック」の設定を、庶民から貴族に置き換えて秀逸に肉付けしたような傑作!
ヴィスコンティの世界観への影響をコンチャロフスキー自ら言及していますが、【美】…