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ホームワークのmimaのレビュー・感想・評価

ホームワーク(1989年製作の映画)
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面倒くさいから宿題をやらなかった子は一人もいない。
宿題が多すぎる、宿題を見てくれる人がいない、そもそも両親が字を読むことが出来ない、にも関わらず宿題ができない(読めないのにどうして出来なかったことが分かるのか疑問)と罰を与える。
"罰"とは、ぶたれること。
宿題とテレビを見ること、どちらが好きかと問われると、皆一様に宿題と答える。どことなく、子供の中に抑圧を感じた。
"ご褒美"は、拍手と答えたことにも切なさを感じる。身なりは皆整っていて経済的貧しさは感じられないのに、何かご褒美で貰えた子は居なかった。
そもそも褒めることとは何かも両親は分かっていないのかもしれない。
一方で、学校での宗教色や政治色も色濃く感じる。
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