このレビューはネタバレを含みます
感染すれば死ぬか頭がイカれるウイルス兵器が流出して軍がエバンスシティを封鎖するなかデヴィッドとジュディらが逃げるお話。照明と録音が酷かった…。
町も軍も全貌が映されることはなく、謎の喧嘩腰の人々。描写が致命的にヘタクソなのか人間の本性をもしや皮肉っているのかと、勝手に深読みさせられます。
大統領も感染してそうな素振りしてたのは何だったんだ…?実は最初からウイルス感染は拡大していたというオチかと思ったのに。核兵器も何だったんだ…?最後に核爆発ボカーンを待ってたのに。
軍の描写が無茶苦茶なのも、実は軍隊ひいては権力への不信感を象徴しているのか…?と思ってしまったり。一方でワッツ博士の言動だとかはシッカリめに考証されている跡が見えたり。
明らかに引っ張ってる道路の紙クズから銃撃戦までやたらにチープな表現ばかりかと思いきや、ボウル(?)のボールをはじめ印象的な演出や構図があったり。
冒頭は全く面白くなかったんですが、妙ちくりんな方角に向けて加速的に惹き込まれて、何だそりゃというラストに全て勝手な勘違いだったような気になり、結局は楽しかった作品でした。